【株式会社レアジョブ 中村岳 × 株式会社Unito近藤佑太朗】学生起業家ブームについて。起業家の心得とは? GSEA運営対談

ープロフィール

1980年生まれ、東京都出身。開成中高を経て、東京大学・大学院へ。情報理工学を専攻。その後NTTドコモに入社し、次世代通信の研究を行う。エンジニアとして働くなか、個人と個人をつなぐ新しいビジネスの立ち上げを考案。中高の同級生である加藤智久とともに、2007年にレアジョブを共同創業。2015年、代表取締役社長に就任。

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1994年生まれ。株式会社Unitoの代表。幼少期をルーマニアで過ごし、小学1年生の時に日本に転校。明治学院大学に入学し、国際交流活動を行う学生団体NEIGHBORを創設。その後クロアチアへ留学し観光と経営を学び、宿泊事業を行う株式会社 CARAVAN JAPANを創業。国内外含めて7拠点に広げるが、2020年1月に5社に5事業を分割売却。2020年2月「帰らない日は家賃がかからない家 unito(ユニット) 」をリリースし、それに伴い社名も株式会社Unitoに変更している。

ー中村さんの起業家としての心得は?

近藤さん(以下敬称略):岳さんの起業家としての心得についてお聞きしたいです。

中村さん(以下敬称略):僕が一番大切だと思うのは「諦めないこと」です。起業をしていると上手くいかないことがたくさんあるので、心を折らずに諦めないことがとても大事。成し遂げたい未来に向けて一歩ずつ学習しながら歩み続ければ、いつか必ずたどり着くから。諦めないことが起業においての心得ですかね。

近藤:「諦めないこと」は、周りの起業家でも言っている人が多いです。諦めないで、失敗も含めてたくさん経験を積む。経験値の積み重ねこそが、起業家にとって大事。だからこそ、早く起業をするという選択肢もありますね。

中村:そして「起業」からもっと大きくなるタイミングでの心得は「起業家自身がどんどん変わっていく」こと。どんどん変わっていかないと、会社は大きくなっていかない。起業家として役割を一歩ずつ変えていき、「起業家」が「経営者」になることが成長の鍵だと思っています。

ー近年の学生起業家ブームについて

近藤:岳さんは就職をしてから27歳で起業をしましたが、今の学生起業家ブームについてはどう思いますか?

中村:今の学生起業家ブームはすごくいい流れ!優秀な人にはどんどん事業を起こしてほしいと思う。僕は学生起業ではなく、NTTドコモに就職をしてからの起業でした。就職をしてからの起業で良かったなと思うのは、「正解」を知ってから起業をできたこと。成功している大きい企業で働くと、1つの正解例を知ることができるんです。他にも、人事制度や福利厚生など、制度面でも勉強になることがある。自分達で起業をして0から会社を作っていく上でも、会社員時代に学んだことは役に立つと思います。

近藤:学生起業のメリット・デメリットでいうと、やはりメリットは色んな経験ができる上に、失敗してもダメージが少ないこと。デメリットは正解がわかりにくいことが挙げられそうですね。

中村:そうですね。でもいっぱい失敗をできるし、PDCAを回せるからこそ、「やりたい!」と思ってる人は就職せずに今すぐ起業していいと思う。

ーどんな人にGSEAに応募してもらいたい?

近藤:岳さんは、どんな人にGSEAに応募してもらいたいと思いますか?

中村:最初から世界を見ている人だと嬉しいなと思います。シリコンバレーの学生起業家や、イスラエルなどの小さい国の起業家は最初から世界を見ている。世界を見れているからこそ、世界で戦えるものを作ることができます。日本のマーケットはある種特殊で、日本語で守られているからこそドメスティックにローカライズしたほうが良いと考えて日本国内で止まりがち。

夢を追い続けるのであれば、最初から世界を見据えた上でやっていく人たちが増えたら嬉しいなと僕は思います。

近藤:おもしろい!GSEAは世界の学生起業家と戦える大会だからこそ、世界を見据えた起業家に参戦していただきたいですね。

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